勤続5年目で手取り16万円 「結婚は諦めました」と語る男性保育士の厳しい現状

子どもが大好きで、他人のお子さんにたくさんの愛情を注いでいる保育士さんが

経済的な事情で自身の子どもをあきらめざるを得ないって、お話聞いてて胸が痛みました(;_;)

勤続5年目で手取り16万円 「結婚は諦めました」と語る男性保育士の厳しい現状

待機児童問題を端に見直され始めている保育士の賃金。基本給の底上げや手当の付与など、園や自治体ごとにさまざまな改善策を講じているが、十分と言えるまでには至っていない。世間的に見ても低いとみなされる給料を、当事者はどう感じているのか。数少ない男性保育士として保育園で働く小林政大さん(仮名・30代)に現状を聞いた。(取材・文:千葉こころ) 「質素に暮らしても給料のほとんどが消える。伴侶を養っていける自信はない」 仕事か子どもかを迫られるのは、女性だけではありません 幼い子を相手にすることが多い環境で育ったという小林さん。子どもたちと触れ合うなかで楽しさと適性を感じ、保育士の道を選んだ。現在の保育園に務めて5年になるが、給料は手取りで16万円ほど。ボーナスを含めても、年収300万円には遠い。国税庁が発表した2015年の平均給与は男性で521万円なので、半分程度ということになる。 「必要な支払いを終えると、自由に使えるお金はわずかしか残りません。そこから貯金もしているので、趣味や遊びでお金を使うことはほとんどなく、本当に必要なものだけを見極めて購入するように心がけている毎日です」 小林さんには、知育関連商品を扱った自分の店を持つという夢がある。そのため、趣味や遊びを削ってでも貯金を続けているそうだ。 しかし2年前、昇格に伴って残業時間が増えたことで、実家からの通勤が難しくなり、勤め先の近くへ部屋を借りることに。質素な暮らしを徹底することでなんとか生活はできているが、貯金に回せる金額は激減。また、ひとり暮らしを始めるにあたって、細々と貯めてきた貯金の一部を切り崩さざるを得なくなり、夢の実現がまた一歩遠のいた。 「30代の早いうちに夢を叶えたいと切り詰めて頑張ってきましたが、ひとり暮らしを始めてからは給料のほとんどが生活に消えてしまい、思うように貯まっていません。それでも、僕は夢を選んだのでまだ気楽でいられます。結婚は、養っていく自信がなくて諦めました」 転園しようと思っても「せめて受け持っているクラスの子たちが卒園するまでは……」 低賃金ゆえ、結婚か夢かの二択となってしまった小林さん。なぜ、それでも保育士を続けるのか。

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