もしかして…‼?日ごと下がる気温に、はやくも冬眠願望が湧き上がっているフリーライターの千葉こころです。そんな極度の寒がり母ちゃんを横目に、我が家には一年中半袖1枚で過ごす高校生の息子がいます。凍えるような寒さの日でも、せいぜいパーカーを羽織る程度。もう10年以上続いています。そんな彼は、「トゥレット症候群・ADHD・アスペルガー」がブレンドされた発達障害があります。年中半袖なのも"こだわり"の一種らしい。個性的な彼との16年を振り返り、発達障害のアレコレを綴っていきたいと思います。今回は、気づいたきっかけや症状についてです。(文:千葉こころ)1歳足らずで兆候、チック症状が治まらず私が彼を出産したのは、23歳のとき。専門学校を卒業し、幼稚園に就職した年に結婚。それから数年後に授かった待望の赤ちゃんでした。その翌年には娘を出産し、年子のママに。そして彼が2歳、彼女が1歳のとき、シングルマザーへと転身したのでした。2児との共同生活は想像を絶する目まぐるしさだったものの、日に日に人間らしくなっていく成長ぶりを見て感動。ただ、ちょうどそのころ、息子の様子にちょっとした違和感を覚えるようになりました。まるで犬みたいに、鼻をモキュモキュと動かすんです。親の離婚という環境の変化に対し、幼いなりに受けた精神的ダメージがチックとなって表れているんだろうと、しばらく様子をみていましたが、なかなか治まりません。注意深く見ていくと、他にも様々な場面で「おや?」と感じることがありました。以下ほんの一例を。■とにかく寝ない。お昼寝必須の年齢にもかかわらず、スタミナ切れで行き倒れるまで寝たがらない。連日寝かしつけに1時間以上を要し、ようやく寝たからと添い寝を離れると、わずかな振動や物音で目を覚ます。 ■ミニカーや電車など、彼の所有物を棚に並べる順番が決まっていて、少し触っただけですぐに気づく。 ■自分なりのルールがはっきりしている。例えば「ピンクは妹の色」だったらしく、ピンクの物はすべて妹のおもちゃ箱へ。哺乳瓶も妹が使っている姿をみた瞬間から一切咥えなくなり、渡すと妹の口へ差し込んで「哺乳瓶は赤ちゃんが使うモノ」と訴えたことも。まだ言葉もしゃべれない1歳児だったのに。
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